『ワンステップアップ?』 : 【side-明人】

もういっちょ、ひっさびさの子たちの番外upです。 アキとマコです。
だって、コメ貰えて嬉しかったんだも〜ん・・・


すっごい おバカさん・・・?なカンジのお話ですけど、どうか呆れないで下さい(苦笑)




『僕はコウコウセイですが、恋人がサセてくれません、どうすればいいですか?』


って、”少年・少女お悩みホット・ライン” に相談したら良いアドバイスを貰えるんだろうか?


きっと、『相手の気持ちも尊重しよう』 かなんか言われて、最後に 『学生なんだから勉強してりゃいいんだよ』 的なコトを付け加えられるに違いない。

『因みに相手もオトコなんです』 って言ったらなんて返ってくるんだろう??

はは、おもしれえ。 電話したろか。





「・・・まさかお前、ほんとにそんな電話したんじゃないだろうな???」

「するかよ。」
「だって、生き返ってからアホがパワー・アップしてるじゃん、明人。 やりかねない。」

他人事のような顔をしてサラッと暴言を吐いている誠を睨みつけた。
”サセてくれない恋人” ってお前のことなんですけどねっ! わかってますか!?


『相手の気持ちを尊重』 なんてしすぎるくらいしてる。

少しでも時間があったら一緒にいるようにして (半ば強制)、
おはようとバイバイのキスは習慣化させて (ほぼ強制)、
ことあるごとに 『好きだ』 って告ってる (殆ど呪文化) ・・・けど俺は我慢してる。

時々勢い余って舌を絡めるキスを施しちゃって、キス後のトロンとしてるマコのエロい顔を見ても理性総動員して我慢してる。

ニブくてオクテなマコだから。 男の俺に迫られて戸惑うのはやっぱりわかるから。

だけどねぇ・・・


「あ、そうだ、今度の土日さぁ〜、角の神社の夏祭りじゃん? どうする?土曜と日曜どっちに行く??
 俺としては両方行っちゃってもいいんだよね〜♪」

祭り好きの誠が、先程とは180度趣の違う健全な話題を振ってきた。 キラッキラの笑顔で。

マズイよマコちゃん、二人きりの時にそういう顔は。


「両方・・・行けばいいだろ」
「だよね〜〜っ♪」

あ゛あ゜ーー、だからそんな嬉しそうな顔すんなよ。可愛いんだよ。 たな くなるじゃねえか、理性が!


脳内で白い小人さんが言う。

耐えなよ、明人。 ここで妙なことをしたら今まで耐えてきた苦労が水の泡じゃないか。
退院したてのあの頃を忘れたのか? 押しすぎて逃げ回られてただろ? 警戒しまくられてただろ?
部屋に連れてきても最低50cmの距離を置かれてただろ? そんなのもう嫌だろ?
最近やっと自然にすぐ隣に居てくれるようになったんじゃないか。 無駄にしちゃダメだよ。


だよなぁ〜・・・  確かにあの時は色々ショックだった。


一方で、黒い小人さんが唆す。

なぁーにヘタれたこと言ってやがんだ。
据え膳喰わねえヤツは男じゃねえ。 羊は目の前だ。 警戒心皆無だ。 いや、寧ろ喰われたがっている。
少々強引でも、落としてしまえばコッチのもんだ。

今だ、行け! Go!アキヒト!!


だよなぁーー!  黒い小人さんの煽動はやはり強力であった。


「マコ・・・・・・」

「あ、ヤッベー!もうこんな時間じゃん!! 今日は早く帰って来いって言われてたんだった!」


肩を抱き寄せようと伸ばした手は、勢いよく立ち上がった誠の背後で空しく空振った。
誠がそれに気付かなかったのがせめてもの救い・・・か?


「じゃ、俺帰るね。 バイバイ」

ガックリと項垂れる俺を気にも留めず、いそいそと帰り支度をしてドアに向かった。 ・・・が、


ドアの前でピタリと足を止め、何かを思い出したように俺の傍らに戻ってきて ───・・・



ちゅっ


「じゃーな。」


って・・・



階下から 『お邪魔しました〜』 と誠の元気な声が聞こえてくる。
おまけに自分の心臓の音も聞こえてくる。



なんだ、 アレ。


キスだろ。 誠からの。

紛れもなく、誠からの、初めての キスだ。





これって進歩なのか? 俺の洗脳の賜物??  それとも、ただの・・・慣れ??



ヤバイ。 マジでお悩みホット・ラインに電話したくなってきた・・・





(おしまい)
結合(おい)できんのかよ、この二人・・・





ありえないだろっ TOP

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スミマセン、ウソ書きました。
マコからのキスはこれで2回目です ^_^;




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